チョコレートテイスティングとは
チョコレートの楽しみ方の一つに、「テイスティング」というものがあるのをご存知でしょうか。五感を使ってチョコレートを感じるテイスティングは、今までのチョコレートの概念が覆るような体験をすることができます。
ただ口に入れるだけではなく、チョコレートの色艶、チョコレートが割れる音、香り、口溶け、そして最後に甘み・苦味・酸味を味わう、ワインのテイスティングにも負けないほど繊細なチョコレートのテイスティングの世界をご紹介します。
チョコレートソムリエのテイスティングをマスターしよう
カカオ豆の品種やパーセンテージの違い、口溶けなどを意識して感じ取り記憶していくことで、あなたの中のチョコレートへの感覚が研ぎすまされていき、新しい楽しみ方が出来るようになります。
チョコレートソムリエとして知識を身につけた今、五感をフル活用して、魅惑の世界に飛び込んでいきましょう。
カカオ豆を楽しむならブラックチョコレートで
ミルク、ホワイトはカカオ分が少ない
チョコレートは、「ブラック」「ミルク」「ホワイト」の3種類があります。このうち、ホワイトチョコレートは、カカオバター・乳固形分・砂糖という白いものでできているため、カカオ豆の違いを味わうことは難しいものです。またミルクチョコレートも、カカオ豆の成分のほかに乳固形分や砂糖、場合によっては他の植物油脂が混合されているため、こちらもカカオ豆を楽しむテイスティングには不向きです。
カカオ豆をテイスティングするならブラックチョコレートを
テイスティングは目的によって様々なものがあります。カカオ豆の品種については既に学びましたが、カカオ豆の風味を感じたいならカカオ豆をたっぷりと使った「ブラックチョコレート」で行いましょう。
テイスティングの目安 カカオ含有量
テイスティングには様々なものがありますが、カカオ豆の風味や香りを感じられるようカカオ含有量60%以上のブラックチョコレートで行われることが多くなります。
最初は少しずつカカオに慣れていく
ただし、カカオの含有量が多くなると、食べなれていない人には最初は苦く感じられて食べにくい場合もあります。そういった場合は、ホワイト→ミルク→ブラックという順番でテイスティングしながら少しずつカカオの苦味に慣れ、同時に五感でチョコレートを感じる感覚を覚えていくとよいでしょう。
それでは次からテイスティングのポイントを学んでいきます。