使える!チョコレート用語集 サ〜タ行

サ行

ザッハ・トルテ(独:sachertorte
オーストリア・ウィーンを代表するチョコレートケーキ。ウィーンの菓子職人フランツ・ザッハにより考案されました。小麦粉、バター、砂糖、卵、チョコレートなどで作った生地を焼いてチョコレート味のバターケーキを作り、アンズのジャムを塗った後に表面全体に、溶かしたチョコレート入りのフォンダン(糖衣)でコーティングします。スポンジを上下に切り分けて、間にジャムを塗る場合もあり、砂糖を入れずに泡立てた生クリームを添えて食べる、こってりとした濃厚な味わいが特徴のチョコレートケーキです。

 

サロン・デュ・ショコラ(Salon du chocolat)
毎年10月にフランス・パリで開催されるチョコレートの祭典。1995年にスタートし、これ以降、日本、アメリカ(ニューヨーク)、中国(北京、上海)、ロシア(モスクワ)など世界各国でも独自に開催されるようになっりました。

C.C.C
Club des Croqueurs de Chocolat「クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ」の略。フランスの最も権威のあるフランスショコラ愛好家協会で、直訳すると「チョコレートをかじる人たちのクラブ」となる。150人に限定されたメンバーの中には有名ショコラティエやパティシエの他に、デザイナーのソニア・リキエルを始め、作家、ジャーナリスト、クリエーター等各界の著名人が名を連ねます。定期的にデギュスタシオン(試食会、品評会)が行われています。

シトロン
レモンのことを指します。レモン味のガナッシュに、レモンの皮のチョコレートに、とレモンはオレンジと並んで柑橘系では登場する数が多いものです。

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ジャンドゥーヤ(伊:giandujagianduia
焙煎したナッツ類(主にヘーゼルナッツやアーモンド)のペーストを混ぜ込んだチョコレートでイタリアが本場です。もととなったのは、1852年にイタリア・トリノの菓子メーカー、カファレル社によって考案されたチョコレートでした。

ショコラ・ノワール
フランス語でビターチョコレートのこと。

ショコラ・ブラン(仏:chocolat blanc)
フランス語でホワイトチョコレートのこと。

ショコラ・レ
フランス語でミルクチョコレートのこと

ショコラショー(仏:chocolat chaud)
フランス語で「熱いチョコレート」を意味する言葉で、主にホットチョコレートをさす。ココアととの違いが分かりにくい事もありますが、一般的にココアはカカオ豆から油脂分(カカオバター)を除いた粉末ココアから作られたドリンク、ショコラショーはチョコレートそのもので作られるドリンクのことです。かつてチョコレートが飲み物だった頃の姿を残したメニューで、ショコラティエのカフェメニューには、ホットの他に、冷たいショコラ・ショーを楽しむこともできる。

Olga Miltsova/Shutterstock.com

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ショコラトリー(仏:chocolaterie)

フランス語で、チョコレート専門店のこと。

センター
ボンボンチョコレートなどの中身のこと。

 

タ行

ダークチョコレート
ブラックチョコレートやビターチョコレートと同意義。ダークチョコレートとは日本固有の呼び方です。

タブレット
板チョコレートのこと。

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チョコレート・コポー(仏:copeau)
スイートチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートなどをスライスしたもの。鰹節を削ったような形状をしており洋菓子やアイスクリームなどのトッピングに使われます。
チョコレートを適度な固さに調整し、ナイフで削っていきます。自分でもピーラーを使用して簡単に作る事が出来ます。

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チョコレート・マカロン(仏:macaron au chocolat、英:chocolate macaron

粉末アーモンド、砂糖、卵白にココアを混ぜた生地の中に、ガナッシュチョコレートが詰まった、口当たりの軽いフランス菓子。チョコレートだけでなく様々なフレーバーのマカロンが人気です。

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デギュスタシオン(仏:dégustation
試飲・試食を意味する言葉です。ドイツ語圏ではいわゆる「テイスティング」より専門的な意味として使われています。Degustation(独)。degustation(英)

ドラジェ(仏・英:dragee、伊: confetti
アーモンドをチョコレートでコーティングしたものに、溶けないようさらに砂糖ペーストをコーティングしたフランスのお菓子。ドラジェとは、フランス語で 『 幸福の種 』 という意味で、アーモンドはたくさん実をつけることから子孫繁栄の象徴とされ、ヨーロッパでは古くから結婚式などのお祝い事で広く使われてきました。イタリアではコンフェッティとも言われます。