コラム２に引き続きチョコレート・ダイエットについてご紹介します。
以下に、チョコレート・ダイエットを行うときのポイントをいくつかあげていきましょう。
- カカオ分70％以上のビター・チョコレートを1日50グラム程度を目安にし、小分けにして食べること。食間や食前に小分けして食べると、中枢神経に作用して食べすぎを抑えることができる。
- 食べる際には、できるだけビタミンＣも一緒にとること。ビタミンＣがカカオの効果をさらに高め、基礎代謝を上げる。
- 水分と一緒に食べること。豊富な食物繊維が腸の中で動きやすい環境を作りる。レモンティーなど、ビタミンＣを含んでいる飲み物であれば、なおよい。（砂糖分を含まない飲み物であること）
チョコレートダイエットの注意点
そもそもダイエットは個人の体質に合った方法で取り組むことが第一で、効果があるといわれる単一の食品だけを摂取し続けるようなものではありません。ですから、チョコレートでダイエットというのは、「チョコレートのみを食べ続けること」ではありません。
例えば、必要な食物繊維やポリフェノールの摂取を全てチョコレートに頼る、チョコレートしか食べない、というような乱暴な食べ方をすると、「チョコレート依存症」などを引き起こす可能性があります。テオブロミンは、カフェインよりも薬効が穏やかとはいえ、量を摂取しすぎるとカフェイン同様、体にとって害となる可能性もあります。また、チョコレートに含まれるその他の成分、糖分や脂質も共に過剰に摂取することになります。
チョコレートを活用した正しいダイエットを
チョコレート好きには魅力的なチョコレート・ダイエットですが、「ご飯の代わりにチョコレートを食べる」というような乱暴なものではなく、バランスのよい食生活を送ることを前提に、少量の間食として、満足感が高く栄養素が豊富な高品質のダークチョコレートを正しく利用するものなのです。チョコレートの選び方や質にも大切なポイントがあることは、チョコレートコラム２でも記載していますので、改めて確認してみてください。
好きな物を全て我慢するダイエットは、ストレスが溜まり失敗に終わる事が多いものです。少量でもスイーツ的なものが食べられたり、大好きなチョコレートを断たなくていいという点では、チョコレートダイエットは継続しやすくストレスも溜まりにくいダイエット法としておすすめです。
大好きな一粒を味わう瞬間の喜びもいつもより強く感じられるでしょう。
下記表はチョコレートダイエットに利用できるカカオ含有量の多いチョコレートを一覧表にしています。
正しい知識を身につけ、日々の生活の中でチョコレートを楽しみましょう。
